ツールの分散→効率化

現役で仕事をしている人であればほぼ例外なく持っているであろうスマートフォン、これ一台で本当に何でもできるわけですが、だからといってそれ一台に実質的な役割を一元化させることに対してここ最近は反対しています。

時刻確認は腕時計、読書はKindleデバイスか紙書籍、メモ作成は紙とペン、文書作成はノートPC、、、

読書もメモ作成も文書作成もすべてスマートフォン一台で完結できますし実際に完結させる場面もあるのですが、敢えて役割を分散させた方が効率化を図ることができると実感しています。

何でもできる、ということは、やるべきこと以外について気持ちが向いてしまう可能性も含んでいるわけです。その点、読書すると決めたら「読書しかできない」Kindleデバイスか紙書籍だけを目の前に出せば集中できますし、文書作成すると決めたら余計な娯楽系アプリの入っていないノートPCだけを起動すればやはり集中できます。

誘惑は物理的に遠ざけなくてはなりません。スマートフォンにすべての役割を任せてしまうと集中できない人生になってしまう気がしてなりません。

と言いつつ、いざとなればスマートフォンだけですべて完結できるという覚悟と安心感は絶対的に存在します。スマートフォンだけ持って出かけても生き延びることができる、そういう環境の構築はしておいたほうが良いです。そのためにはクラウドサービスを最大限活用しましょう。

スマートフォンで完結できる環境を構築しつつ敢えて分散させるという発想は「シングルタスクの実現」にも役立ちます。やるべきことを絞ることに繋がるのです。

マルチタスクは非効率という考え方が有力になってきたからこそ、シングルタスクの実現としての分散化をこれからも追求していきます。

中尾慎吾

弁護士/コンサルタント"中尾慎吾"です。契約関係・法律関係の最適化に関心があり、法律顧問の立場から事業活動および私的活動を「的確な法律知識の裏付け」を根拠として適切にコンサルティングしています。 連絡先:shingo.nakao1015@gmail.com

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