ネット上での情報発信こそセミナー講師に学ぶべきである
中尾です。長時間の睡眠をとると、元気になりますね。当たり前のことですけど、忘れがちです。バリバリと働きたい人こそ、しっかりと寝るべきです。
いつも言っていることですが、AI化が進んでいくと、個人での情報発信が大切になってくると考えています。個性の必要が無い作業は、コンピューターが勝手に行ってしまいますので、人間は個性を売りにしていく必要があるのです。
個性は、誰にでもあるでしょう。しかし、そのせっかくの個性をどうやって表現すればよいのかということが、意外に難しかったりします。今ではTwitterやFacebookなどがありますので、それらを通じて情報発信を行えば良いのですが、ただ単に情報を発信するだけでは、言いたいことが相手に伝わらないこともあるのです。言いたいことが相手に伝わらなければ、何も情報を発信していないことと同じなのです。
私は、特にTwitterを通じての情報発信が中心ですが、情報発信に際し、特に意識していることがあります。それは「常にセミナー講師になったつもりで情報を発信する」ということです。
セミナー講師の場合、実際に目の前にいる参加者に対して話をする必要がありますので、間合い、空気感、視線の送り方など、気をつけなければならない点が多く存在します。
Twitterなどを通じて情報を発信する場合には、確かに、目の前には誰もいませんから、セミナー講師の場合に比べて楽かもしれません。しかし、セミナー講師の場合とは異なり、世界中の人に対して情報を発信しているとも言えるわけです。
世界中の人が、情報発信の対象であるということは、肯定的な反応は勿論のこと、否定的な反応までもが桁違いに起きる可能性があるということを意味しています。
結局、インターネットを通じた情報発信であっても、起こりうる反応の大きさは、セミナー講師の場合と、それほど変わらないのです。インターネットを通じた情報発信であるからといって、手抜きをしてよいということにはならないのです。そこは、注意が必要です。
セミナー講師としてのノウハウは、インターネットを通じた情報発信においても、完全に活かすことが出来ます。インターネットを通じた情報発信に特化した技術本はあまり見当たりませんが、セミナー講師用の技術本は、沢山の良書があります。
特に私が参考にするのが、立石剛氏の著書「<決定版>セミナー講師の教科書」(かんき出版)です。小手先の技術は紹介されていませんが、王道の技術が分かりやすく紹介されています。
これからの時代、情報発信に関する技術は、確実に必要なものとされていくでしょう。今のうちから、意識的に技術を身に着けておくべきだと思います。