予防法務という観点からの情報発信の重要性
中尾です。
本日は、大阪市内にて、新しい事業に関する打ち合わせを行っていました。表向きの仕事納めはすでに終わっているのですが、来年に向けて色々と準備していく必要があります。
従来の弁護士業は、いわゆる「訴訟業務」が中心でした。紛争になってしまった事件を、裁判手続の中で解決していく、その際に当事者の代理人になるという業務こそが弁護士の本来的な業務であると考える人が多かったように思います。
私も、訴訟業務は行いますし、訴訟業務の重要性は理解しているのですが、それ以上に重要なのが「予防法務」であると考えています。
「予防法務」とは、紛争になる前の段階で対策を講じておき、訴訟などにならないようにしておくことです。例えば、契約の締結前に契約書の内容を緻密に検討することも予防法務ですし、また、顧問弁護士が会社の担当者から事業計画に関する相談に回答することも予防法務です。
予防法務とは、何も顧問先に対してのみ行う活動ではありません。広く、法的知識を発信し、弁護士をつけない方々に対して法的啓蒙活動を行うことも、立派な予防法務なのです。
そのような観点から、Twitterなどを通じて各種の情報発信を行ってきましたが、今後も、さらに情報発信に力を入れていこうと考えております。そのための方法を、新規の事業を通じて、実現していく予定です。
これからも、インターネットを通じた積極的な情報発信を行っていきます。